先日ご紹介しましたイベントの詳細をご紹介いたします。
今回はモールトン自転車がメインではなく、モールトン博士に重点を置いた展示会
とはいえ、世界に1台だけの大変貴重なミニやモールトンもお見逃しなく!

Moulton Bicycle & Mini
- 英国が生んだサスペンションの奇才、アレックス モールトン博士の実験室から -
『私の自転車との恋愛関係は、1956年のスエズ動乱に端を発した石油危機ではじまった。私は、サイクリングの高エネルギー効率に目覚めた。 当時、私はミニとして知られる小型自動車の創造者である盟友 アレック・イシゴニスに協力し、革新的サスペンションの開発に従事するというエンジニアとしての最大の幸運に恵まれた。以来40年、今日にいたるまで私の自転車に対する愛情は絶えたことはない。』
───アレックス・モールトン───
アレックス・モールトンは英国ならではの紳士であり、技術者である。モールトン家は曽祖父の時代にゴム工業で成功し、ウィルトシャー州ブラッドフォード・オン・エイヴォンの町を見下ろす丘の上の17世紀に作られた壮麗な屋敷を住まいとした。
今回の主人公たるアレックス・モールトンは、ケンブリッジ大学工学部を在学中に、第2次世界大戦下が始まると召集され、ブリストル航空会社において空冷エンジン開発のアシスタント・チーフ・エンジニアとなった。
戦後は曽祖父から続くゴム会社をエイヴォン・タイヤに売却し、自らは相続した屋敷の広大な敷地にモールトン・ディベロップ メンツという技術研究所を開設した。
このお城のような屋敷からは、さまざまな研究成果が発信されたが、とくに有名なのは初代ミニに採用されたラバーコーンによるサスペンションであり、新たな発想から生まれた自転車であった。ダイヤモンド型フレームという自転車の定石や大径タイヤ に疑問を持ち、研究開発を推し進めて、独自のF型フレームに小計の高圧タイヤを装着したモールトン・バイクが生まれた。
ミニが自動車の世界において、革新的な存在として新たなひとつのジャンルを築き上げ、それが多くの人々から受け入れられて、現在でもそのコンセプトやデザインが継承されたクルマが生産されているように、モールトン自転車も、革新的で、しかも多くの熱烈な信奉者を獲得した。
今回のAuto Galleria LUCEの企画展ではモールトン博士が生み出したミニのしなやかな足回りにも注目しつつ、モールトン・バイスクルのさまざまなバリエーションを展示する。
展示車両
AUSTIN MINI PROTO TYPE (1959)
AUSTIN MINI SEVEN Mk-1 (1961)
AUSTIN MINI PICK UP (1961)
AUSTIN MINI MOKE (1964)
MORRIS MINI VAN
MOULTON BICYCLES VERSION (1972)
ALEX MOULTON BICYCLE 約30台
開催期間 2017.10/21(Sat) ~ 12/24(Sun)
主 催 アウト ガレリア ”ルーチェ”
特別協力 Moulton Bicycle Company
後 援 駐日英国大使館 国際通商部
協 賛 ダイナベクター
モールトン・オーナズクラブ・ジャパン
フルボ・デザイン
ミニマルヤマ
月刊バイシクルクラブ
月刊サイクルスポーツ
月刊カー・グラフィック
オートカー・デジタル
月刊カー・マガジン
国際貿易
高原書店
ゼロクラフト
スピードショップ FⅡ
監 修 ガレリア・アミカ
アウト ガレリア “ルーチェ”
〒465-0053
名古屋市名東区極楽1−5 オリエンタルビル極楽 NORTH 2F
TEL 052(705)6789
イベント期間中、午前12〜午後18時 休館日 月、火曜 (祝日の場合は営業)
会期中にアウト ガレリア "ルーチェ”へご来館頂いた方への特典として、
本状(ポストカード)を隣接のリストランテ・エストにてお食事の際にご提示頂ければ、
モールトン展を記念した特製デザートをサービス致します。
11月中旬にはイベント開催記念とし、
名古屋モールトンの名店『EG スクエア』さん主催のパーティーと走行会を予定しています!
名古屋の街をモールトンで走りましょう!